現在の静岡県と山梨県の間に聳える世界遺産「富士山」。
日本一の高さを誇るこの山は古来より、神仙が宿る山として崇められていた。それは、日本一の山であると同時に、圧倒的に美しい稜線を誇っているからに他ならない。また一方で、噴煙を上げる火の山として畏怖の念を抱かせる存在だったことも一つの要因だろう。
さて、周知の通り富士山は日本画でも人気の題材であった。しかし、現在でもただの自然の一部ではなく、一つの山に宗教性、芸術性を見出してきた日本人の自然観や文化観は衰えていないようだ。本記事では富士山を描くアーティストを紹介する。
中島健太/Kenta Nakajima

18.5 x 18.5 cm
やまゆりの/Yurino Yama

41 x 53 cm
麻生彩花/Ayaka Aso

72.7 x 60.6 cm
YUKIMI

55.5 x 55.5 cm
高橋浩規/Hiroki Takahashi

45.5 x 60.6 cm
松崎大輔/Daisuke Kawai

31.8 x 41 cm
河合眞平/Shinpei Kawai

136 x 50 cm
deTaka

30 x 42 cm
同一のモチーフでいえば、富士山以上長い間繰り返し描かれたものはないのではないだろうか。しかし、それでも飽きがこないのは日本画誇る美しき霊峰とアーティストのなせる業なのだろう。