金曜日, 6月 18, 2021
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日本の秋は芸術とともに

 8月を過ぎればいよいよ我々を苛んできた暑さも和らぎ、いよいよ秋めいた季節になってくる。

 そんな秋はスポーツの秋、読書の秋、食欲の秋、、、といった具合に色々と捗る季節というのが昔からの認識らしい。ただアートファンにとっては、秋といえばやはり芸術ではなかろうか。ちなみに芸術の秋という言葉自体は他国には存在せず、日本固有のものだという。

 背景として、まず一つに、二科展や日展、院展など日本を代表する展覧会が開催されること。また過ごしやすい秋の陽気は心に芸術を楽しむ余裕を生むことなどがあるとされる。

 秋は月や紅葉が綺麗な季節だ。そんな季節にわざわざ絵で鑑賞することのなんと雅やかなことだろうか。さて本記事では、秋の月と紅葉を題材に描かれた日本人の原風景的作品を数点紹介しよう。

大地義彦/Yoshihiko Daichi

秋色
46.4 x 55.5 cm

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Keiko Kobayashi

小さな森の秋
46 x 58 cm
秋深し
46 x 58 cm

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Sai Seinan

瀟湘八景–洞庭秋月
145 x 80 cm

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Edi Matsumoto

Autumn
38 x 76 cm

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大泉沙知/Sachi Oizumi

初秋 Autumn Flowers
21 x 29 cm

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藤川妃都美/Hitomi Fujikawa

水面の秋
91 x 72.7 cm

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刀根千賀子/Chikako Tone

秋に想うこと
45.5 x 53 cm

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aki

秋の気配
16 x 11 cm

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Shinzo Okuokahttps://www.tricera.net/
1992年東京都出身。大学でインド哲学を学んだ後出版社に勤務し、アート雑誌と神社専門誌の副編集長として雑誌及び書籍の企画・編集に携わる。2019年にスタートアップ企業である株式会社TRiCERAに参加、日本初の現代アート専門の越境ECの開発及びアーティストのマネジメント、自社オウンドメディアの立ち上げを担当する。特技は速筆で、雑誌時代には1ヶ月で約150ページを1人で取材・執筆した。

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現代に残された「絵画を描く」こととは何か – 東麻奈美 インタビュー

美少女フィギュアや玩具をモチーフに、回転という動きを通し時間をキャンバスに閉じ込める東麻奈美。時間というシンプルで古典的な絵画テーマ、油彩画という絵画技法、そして現代の日本文化の一端を象徴する美少女フィギュアを組み合わせる東の作品は、絵画というメディアのレパートリーの広さ、そして現代において絵画を描くことの可能性をストレートに物語る。今回は制作の背景、これまでのキャリアについて話を聞いた。 東さんはこれまでに回転させた美少女フィギュアをモチーフにしながら時間や運動性を示唆するペインティングを制作してきましたが、テーマとしては未来派など西洋的な流れも感じさせます。まずは現在の作品について伺えますか?  もともと学生の頃から絵画に動きを閉じ込めることをしたくて、最初はブレとか揺れ、そういうものを納めようと取り組んでいました。当時はフィギュアではなくおもちゃだったり、本物のメリーゴーランドを長時間露光で撮影したものをベースに描いていました。  ただ当時描いていたのはどちらかと言うと抽象絵画。考えていたコンセプトでは自分の技量のなさもありどうしても表現しきれなくてかなり迷走していました。その中で、コマ撮りアニメのようにして回転を表現したりする実験をしていたんですが、実は私がアニメや漫画好きと言うこともあり、「フィギュアを回転させ、それをモチーフにしたらどうか」と。そしたらこれがハマったんですね。目に見える物理的な回転だけじゃなく、キュビスムや未来派の人たちがやっていたことを現代のモチーフに変えてやることで過去から未来にかけての時間の流れとしての回転が表現できる、と思いました。 抽象絵画を描いていたというのは少し意外でした。 今の作風からは意外に思われるかもしれません(笑)。これは私自身の問題というか、どちらかと言えば自分のコンプレックスに根差していて。というのも、私は絵がものすごく下手(苦笑)。とにかく「描く」ということが苦手なんです。高校の予備校から大学の初期の頃は真面目に絵画をやってみようとしてたんですけど、やっぱり描けない。油絵の描き方がさっぱりわからないんです。周りは楽しんで描いているし、まっさらなキャンバスに楽しそうに向き合っている。でも私にはそれが出来なくて、ただ色を扱うのは好きだったのである意味では逃避する先として抽象を選んでいた風ふしもあるんですよね。結局それも難しかったんですけど(笑)。 MERRY GO ROUND (ツインテール) 29.7 × 42cm, Giclee Printing on paper, edition:50 作品はこちらから 今はフィギュラティブな絵画を制作されています。真反対の方向ですよね。  今の制作方法にたどり着いたことですね、転機としては。ある種の解放に近い感覚です。今はモチーフになるフィギュアをターンテーブルに乗せて回転させ、写真を撮り、パソコン上で合成しながら絵画に落とし込んでいくんですが、つまり最初に描くものを定めることで、そもそも「何を描いたらいいか?」のような疑問を生まないようにした。設計図を用意してから描けばいいんだ、と。その点に気づけたことは私のような人間が絵画をやっていくためには大きい発見でした。 コンセプトやモチーフをしっかり定めてから描くことは自分の趣味性や感情を隔てる意味もありますか? あるかもしれない…というより、ありますますね。そもそも自己表現がすごく苦手な人間なんですよ。無軌道に作品を描けるタイプではない。きっちりしていて、真面目すぎるくらいに真面目というか。自由奔放に出来ないからこそしっかり設計して描くんですね。最近はそれもいいなと思っていて。感情や内発的で物語的な作品の良さもありますけど、私の場合は極限まで自己性を無くして、極限まで純粋に造形性を追求していくことかな、と。使用するフィギュアも自分の趣味とは極力離れたものを使う。自分の趣味とか感情が混入することを防ぎたいからで、本当に、純粋な意味でフィギュアの造形性をテーマにしたい。作品も究極的には目で見て、面白いと思ってくれたらそれでいいと思っていて。 嫌な言い方になるかも分かりませんが、端正な造形性を持った東さんの作品の場合、デジタルとアクチュアルな絵画の境が難しくなりませんか?あくまでも油彩を使用した絵画であることが東さんの作品にとっての一つの生命線な気もしていますが。  確かに「CGでいいじゃん」と思われてしまうかもですが、でも実物を見たときの筆跡や手で描いていることの痕跡も面白さの要素だとは思うんですね。その点こそ私がわざわざ油絵を続けていることの意地というか。やっぱり絵画の物質感は好きだし、その物質に対するこだわりのあるなしがイラストレーションと絵画を区分するとは考えています。 Installation view from MASATAKA contemporary こだわりの点で言えば、もう一つはコンセプトですね。東さんは時間や動きを平面に落とし込もうとしている。その考えはいつ頃から?  もしかしたら個人的な性質に根差しているかもしれなくて、私はものが劣化していく様が耐えられないんですね。ものが古くなったり、汚くなったりすることが耐えられない。ひとによっては古いものに愛着が湧いたり、革製品なんかは使い込むことで愛着を感じることもあると思うんですが、私は袋から出した新品の状態がピークだし、そのままを保ちたい。傷ついたり汚れたりなんて辛すぎるというか。だからモチーフに使うフィギュアも必ず新品を使うんですけど、最近は絵画にすることで閉じ込めているふしがある。 絵に関するバックグラウンドを聞かせてください。絵画を見始めた、あとは描き始めたのは小さい頃から? 本格的にというか、美術の歴史を意識しながら見始めたのは大学に入ってからですが、描き始めたのはもっと前ですね。実は母が漫画家をしていて、と言っても高校生の頃から私を産むまでのごく短い時期ですが。そのせいか「いずれは私も漫画家にならなきゃいけない」とずっと思っていて。強要されたわけでもないし、他に理由があったわけでもないんですけど、漠然とそう思っていたんですね。で、小さい頃からはずっとを漫画を描き続けていて、でも投稿するとか、雑誌で発表するとかいうレベルでは全然なく、趣味の域を出ないものでしたね。でも途中で自然と「自分は漫画を描きたいわけじゃないな」と気づき、むしろやりたいのは一枚の絵だろうと。 フィギュアを絵画に引用する点では、そのままの形でないにせよ、サブカルチャーの背景を感じる点ではあります。当時の絵画シーンは意識していましたか? 確かに漫画とか、あとはアニメですよね、その辺りのカルチャーを引用した絵画の流れも認識はしていましたが、でも私の場合はもっと個人的なものだったように思います。まっさらのキャンバスに描けない、だから何か設計図を用意する、だったら自分にとって身近なフィギュアをモチーフにしよう、という流れ。だから現代アートの文脈云々を意識してここに至ったというよりは、自分の中にある絵画との自然なやりとりの延長線上にあると思います。 活動を重ねてきて感じること、自身の作品について考える部分はありますか? 作品に対してもそうですが、最近はよく活動そのものについて考えますね。特に活動を続けるということについて。というのも、大学を卒業してみんな描くことをやめてしまうから。続けていてもやめていく。それは個々人の事情から止むを得ないことだと思うんですけど、でも学生時代はみんな同じアトリエで描いて、一緒に切磋琢磨していたと思うんですよ。でも今は一人で描いているし、同級生の作家も少なくなってきた。さっきもお話ししましたけど、私は自分自身が作家に向いているとは思えないんですよね。真面目で、設計図を用意しないと絵を描けないし、普通の家庭に育って特に変わったバックグラウンドがあるわけでもない。周りにはもっと絵を楽しんで描いている、もっと作家というあり方に向いている人がたくさんいる中、でも彼女たちはいろいろな事情から作家をやめて、なぜか自分だけが残っている。すごく不思議な状況だと思うんですよ。だからこそ意地になっているのかもしれない。意地の一言ですね(笑)。「とにかく続けよう」と。ずっと絵が下手だったけど大学院まで行って続けているわけで、その先に何があるかわからないけど、描き続ける先に何かがあるかもしれない。描くこともそうですけど、描き続けることは、多分もっと孤独な戦いなんでしょうね。 プロフィール1988年神奈川県横浜市生まれ。2013年女子美術大学大学院美術研究領域美術専攻修士課程修了。美少女フィギュアや玩具をモチーフに、回転という動きを通し時間をキャンバスに閉じ込める制作を行う。2013年福沢一郎賞受賞。主な展示に「メークリヒカイト4」レントゲンヴェルケ(2013)、「未来展」日動画廊(2016)、「ICON」MASATAKA CONTEMPORARY(2019)など。その他、NYや香港など多数のアートフェアに出品。

Francesca Borgo – 光と影の影

イタリアのアーティスト、フランチェスカ・ボルゴは、抽象的な風景を土のような自然の色調で表現しています。彼女の周りにある自然からインスピレーションを受け、アクリル絵の具、ゲッソ、アクリル樹脂を砂に混ぜたものを使ってテクスチャー効果を加えることで表現を豊かにしています。 絵画は常に彼女の情熱を注いできました。それは彼女の想像力をかき立て、人類と地球の異なる未来を表現したいという願望を駆り立てていました。しばらく家に閉じこもっていた病気の期間を経て、彼女は色と絵筆を使った「毎日のデート」をするようになり、ますます自分自身との接点を感じるようになりました。 彼女の作品は、全体の効果を形作るために濃く希釈された色を使用し、光の反射を作り出すためにメタリック顔料を使用しています。これらを組み合わせることで、影と光のコントラストが生まれます。彼女は最近、ペンとタブレットを使ってデジタルペインティングを作成するために新しいメディアを模索し始めました。この技法は、彼女の内面世界の葛藤を表現することを可能にしている。 ヨーロッパ各地のフェアや展覧会に積極的に参加している。また、彼女の作品はアメリカ、イギリス、日本、スイス、スペイン、マルタ、イタリアの個人コレクションにも出品されています。下にスクロールしていくと、彼女のエフォートレスな抽象的な風景画が見られます。             See Francesca Borgo's Artworks

タケダヒロキ: 鮮やかな水彩画の動物たちの世界に生息する

水彩絵の具の美しさに惚れ込んで、それ以来、自分にしか作れない色に挑戦しています。 鮮やかな色彩と植物のモチーフを組み合わせ、動物のリアルなポートレートを描く独自のスタイルを確立した、日本発の新進水彩画家・タケダヒロキ。今回は、彼の作品の原点、独自のスタイルを確立した経緯、そして水彩画の魅力についてお話を伺いました。このインタビューは、わかりやすくするために軽く編集しています。 <a href="https://www.tricera.net/painting/id81000110006" 水彩画と植物と動物の融合 アーティストとしての道を見つける 鮮やかな色の融合 タケダヒロキのアートをどこで買うか 水彩画と植物と動物の融合 …私のアートは、動物、花、植物を組み合わせて、リアルでありながら魅力的な描写をするという点でユニークです。 作品のコンセプトを説明してください。どのような世界を表現しようとしているのか? 水彩絵の具の美しさに惚れ込み、自分にしか作れない色を目指して以来、水彩絵の具、植物のモチーフ、動物の3つが作品を統一しています。 水彩画の美しさを発見 私が水彩画に興味を持ったのは、大学在学中にイラストレーターのGoro Sasakiの授業を受けたのがきっかけです。それまで水彩画といえば、柔らかい色を重ねて描くことしか知らなかったのですが、Sasakiの画風を知って衝撃を受けました。それまでの水彩画といえば柔らかい色を重ねることしか知らなかったのですが、Sasakiの強く鮮やかな色使いの画風に衝撃を受けました。 植物を愛する気持ち 花や植物をモチーフにしたアートを描くようになったきっかけは、大学生の時にアルバイトをしていた風刺画のアルバイト先で、花柄のドレスを着た女性を見たことです。また、母が昔から植物を育てるのが好きだったので、植物に囲まれて育ったことも理由の一つかもしれません。 動物を通してビジョンを表現する 卒業後、流行りの「かっこいい」アートスタイルなど、様々なアートスタイルを実験しましたが、家族からは「このスタイルは私の性格に合わない」と言われました。自分のアートスタイルを探すことに多くの時間を費やしました。ある日、動物の絵を見て、その毛皮が植物のように見える瞬間が頭に浮かんだんです。 水彩画と植物と動物を組み合わせて描くというアイデアは、私にとってとても自然なことだと感じました。もちろん、他のアーティストは単純に可愛らしいという目的で動物の絵を描いていますが、私のアートは、動物や花や植物を組み合わせて、リアルでありながらも魅力的な描写をしているところがユニークだと思います。 <a href="https://www.tricera.net/painting/id81000110007" あなたの芸術の旅の中で、深く影響を受けたアーティストや作品はありますか? 先ほども言いましたが、最初に水彩画に興味を持ったのは佐々木五郎さんですが、一番影響を受けたのはTakeshi Ohgushiです。Ohgushiとの出会いは、今のアートスタイルに落ち着いた直後の「寺子屋」というプロジェクトでした。寺子屋とは、Ohgushiと大手広告代理店が主催する、日本のイラストレーターやデザイナーを支援するための非営利のアートプロジェクト/コンテストです。Ohgushiは私と私のアートスタイルを受け入れてくれたので、大きな自信になりました。私はOhgushiをとても尊敬していますし、私の師匠として見ています。描かれていないアウトラインを残す手法を用いていることもあり、大きな影響を受けました。 アーティストとしての道を見つける Goro Sasakiと出会って以来、水彩絵の具を使い、アーティストとしての人生を捧げてきました。 美術の仕事はどのようにして始めたのですか? 子供の頃、日本の漫画シリーズドラゴンボールが好きでした。イラストの描き方に驚愕しました。漫画のコマを何度もなぞるのが好きでしたが、色を塗りたくって薄いトレーシングペーパーを使ったことはありませんでした。中学生になってからは、自分だけのオリジナル漫画に挑戦し、漫画家になることも考えました。 漫画家という仕事の大変さに気づくのに時間はかかりませんでしたし、学業成績は良くなかったのですが、自分には絵の才能があることはわかっていました。それがきっかけで、高校でデザインの授業を受け、美大に進学しました。Goro Sasakiと出会って以来、水彩画を描き続け、アーティストとしての人生を歩んでいます。 <a href="https://www.tricera.net/painting/id81000110002" アート以外で影響を受けたものは? ドラゴンボールやワンピースなど、日本の漫画やコミックが好きです。登場人物の動きや空気感の描写が好きで、その場の空気感を「匂い」で感じられるような、より生き生きとした作品にしたいと思うようになりました。また、映画を見るのが好きなので、映画と同じように人の心を動かすような作品を作りたいと思うようになりました。 作品には温かみや親しみやすさがあるように感じますが、何かメッセージを伝えようとしているのでしょうか?見る人に何かメッセージを伝えようとしているのでしょうか? 作品に込めた一般的なメッセージはないのですが、私のアートは見る人をリラックスさせるものであってほしいです。何も考えずに気軽に楽しんでもらえるような作品にしたいです。 鮮やかな色の融合 その過程で、植物や蝶などの楽しいモチーフを思いつくままに入れて、見ている人が楽しく発見できるようにしています。 <a href="https://www.tricera.net/painting/id81000110001" 水彩画があなたにとって特別なものである理由を教えてください。 私は、絵の具が乾いた後の色がどのように見えるのか、また、それらの色がどのようにお互いにシームレスに溶け込むのか、という未知の部分に興味があります。私の作品はキャンバスの多くが空白になってしまうので、描きたいディテールのバランスを考えながら制作しています。 作品はとても細かく描かれていますが、最初の下書きは鉛筆で大まかな輪郭を描いただけです。作品のモチーフはどのように決めているのですか? まずは大まかな概要を描くことから始めます。モチーフの参考画像を見ながら時間をかけて構成し、頭の中で細かい部分を練り上げていきます。自分に言い聞かせて根気よく描き、思いついたら絵の具が完全に乾かないうちに仕上げていきます。その過程で、植物や蝶などの楽しいモチーフを適宜入れて、見ている人に発見を楽しんでもらえるようにしています。 https://www.youtube.com/watch?v=dK3fJL9r0t4&t=2s 創作の中で一番難しいのは何ですか? 絵の具を薄めるために入れる水の量を調整しています。これはあくまでも私の経験と感覚に基づくものです。一番難しいのは、水と絵の具のベストバランスを見つけることです。また、絵を描いていると、細かいところに気を取られてしまい、ついついたくさんの絵を描きすぎてしまうこともあります。時々、作品から離れて、しばらくしてから戻ってきて、新鮮な視点で作品を見ることもあります。 また、様々な植物を研究し、動物のシルエットの中に遊び心のある自然の風景を作ることで、アートに新しい要素を加え続けるようにしています。 <a href="https://www.tricera.net/painting/id81000110004" あなたの作風に沿った水彩画の動きはありますか? 自分のスタイルを完成させたいと思っているので、芸術的な流行や伝統にはあまりこだわらない。鮮やかな色を強くブレンドして、自分の作品を際立たせたいと思っています。 今後、自分のスタイルはどのように進化していくのでしょうか? 日本の要素をミックスしたアートを作りたいと思っています。例えば、サンゴ礁をモチーフにした盆栽のアートを制作しています。動物だけではなく、見ている人の心を和ませるカラフルなアートを作り続けていきたいと思っています。 <a href="https://www.tricera.net/painting/id81000110008" タケダヒロキのアートをどこで買うか TRiCERAでは、タケダヒロキのカラフルな水彩画による動物の肖像画を、日本のアート作品の中に数多く掲載しています。ぜひ、TRiCERAでタケダヒロキの作品をご覧になって、あなたの生活を日本の現代アートで満たしてみてください。

アーティスト紹介[親戚の仕事別]

身内と似たような職業に就いている人は珍しくありません。特にミュージシャンやスポーツ選手は統計的な相関関係があるほど顕著です。さすがに、芸術家を親に持つ人は非常に多く、親の仕事の影響力が 見られるケースも少なくありません。 しかし、親族が芸術家でなくても、間接的に創作に影響を与えることがあります。時にはモチーフやインスピレーションの源になることもあります。多くの場合、彼らは芸術家を志す人のための触媒になることができます。それほどまでに、近親者の職業は、アーティストの創造的なプロセスの重要な部分なのです。 今回は、これらの親族の職業と作品を並べて、その関係を探ってみたいと思います。 父:商社マン 神田さおり 神田が幼少の頃、父親の商社マンとしての仕事の関係で、バグダッド(イラク)やドバイ(UAE)で過ごす。異国の地で生活する中で、世界の美しさと日本の魅力に触れる。  彼女は自らを「ダンシング・ペインター」と称し、音楽の波を全身で感じて描くという考えのもとにアートパフォーマンスを行っている。身体そのものが絵画の一部となり、大きなスクリーンを横切って踊ります。作家がダイナミックに生み出す筆致は、生命体のような生命力を持っており、生まれては消えていく。そのサイクルは生態系のようなものです。  身体表現のある作品は、白髪一雄やジャクソン・ポロックのアクションペインティングの 系に繋がっていますが、照明、音楽、ダンス、お香、衣装、ヘアメイク、舞台美術などなど 空間を埋め尽くすパフォーマンスは独自のパフォーミングアートとして高く評価されており、世界遺産/沖縄中城跡にも登録されている。また、奈良の天河大弁財天社、岡山の吉備津彦神社をはじめ、台湾、上海、香港などで奉納舞踊公演を行っている。アメリカ、スイス、フランス、カザフスタン、インド、ミャンマー、フィリピンなど。日本にも招かれている。  世界中を旅し、そこに住む人々との出会いを吸収し、ダンサー、画家としての作品を精力的に発表していく彼女の姿は、国や人種の垣根を越えているが、その育ちは彼女の原体験と密接に関係していると推測できる。 神田が描いているその他の作品はこちら https://www.tricera.net/artist/8100114 父: 鍛冶屋 Hiroko Tokunaga  幼少期に「ものづくり」の一つである鍛冶屋が存在していたことが、Tokunagaの創作に対する独特の姿勢を 形にしていたようです。大学時代は油絵を専攻していましたが、「絵を描く」ことよりも「ものを作る」ことの方が 自分の表現の可能性を探った結果、アクリル板を削り出す方法を見つけたそうです。彼女が辿り着いたのはここまで。彼女の現在の作品は、現代的な「ハイ」な雰囲気を持っていますが、同時にそれはアート以上のものです。加えて、より根源的な行為である「ものづくり」を感じさせてくれます。  両親が鍛冶屋であることを知っているからかもしれないが、鍛冶屋とTokunagaの作品や創作物には共通点を感じずにはいられない。遠くから見た彼女の作品は、非常に現代的で端正でありながら、それと同じように非人情で冷たささえ感じる。それはまるで鍛冶屋が鍛えて完成させたばかりの鉄製品のようである。  しかし、切り取られた点や線は、近くで見るとまた違った表情を見せてくれます。驚くほどの繊細さを持ちながらも、人の技の痕跡を確信を持って見抜くことができる。これらの作品の温かさは、代々受け継がれてきた家業である鍛冶屋に内在する「ものづくり」の精神を反映しているように思えます。あります。点と線の「積み上げ」を見ることで、大学時代に経験した筆の「積み上げ」が、彼女の 芸術から「ものを作る」ことへの移行の感覚と、その移行によって獲得した点と線の「つながり」を 見る者はあらゆる感覚を「知覚」する。 Hiroko Tokunagaが描いているその他の作品はこちら https://www.tricera.net/artist/8100373 姉妹: アパレルビジネスマン Shimpei Ishikawa  Ishikawaの姉がファッション学生だったこともあり、思春期の頃はファッション雑誌が身近にあったという。雑誌のランウェイで見たモデルは、左右対称だったそうです。アーティスティックなモデルは、アーティストとしてのIshikawaの琴線に触れたのでしょう。その後、モデルのような姿がモチーフに登場するようになり、今でもIshikawaのモデルへの関心は高い。それは「感じて想像する」という彼の作品の基本につながっている。  モデルの顔や体を服で覆って、本来の人間の体とは違う形に変身させることが多い。されている。服を着るという人為的な行為によって、人形のように「作られた」パーツに変身する。しかし、ランウェイを歩くための足は、いわば「作られているか、作られていないか」の人間本来の姿の一部である。この二つの要素が共存することで、見る者の漠然としていながらも鮮明な「感じたり想像したりする」感覚が揺さぶられる。この二つの部分が共存することで、見る人の漠然としているが鮮明な「感じ方や想像力」の感覚を揺さぶる。作られた」部分があるからこそ、「作られた、あるいは知られていない」部分には、ある種の空白がある。 このようにして、模型を見る私たちは、想像力を働かせるように促される。  Ishikawaは全く同じことを作品の中で再現している。人為的に操作された作品の形態と、見る者の無意識のイメージが共存し、相互に作用している。行うことによって完成される彼の作品は、その性質上、創造のプロセスのようなものである。中に人がいることを前提に作品を制作し、鑑賞者の想像の余地を意図的に残している。手を握っている。鑑賞者は、手のある作品の「作られた」部分と、手のない作品の「作られた、あるいは知られていない」部分を意識的に意識している。作品との相互作用関係は、前後に縛られている。 それだけでなく、意識とは何かを再考させてくれるだろう。 Ishikawaにとって、積み木から人を彫るという行為と、服を着た人の構造は、作品の中では自然な要素である。それは結び目であり、私たちにとっては一見奇妙な行為である。しかし、「感じて創る」という精神的な機能は、私たちの日常生活の中に、ファッションモデルや 意外と潜んでいるのかもしれません。 Shimpei Ishikawaの他の作品はこちら https://www.tricera.net/artist/8100381

Delta N.A – 芸術の自由の中の二つの魂

1つのキャンバスに2つの異なる魂をマージ - また、Delta N.Aとして知られているデュオアーティストネバエポックとアレッサンドロ-ヴィニョーラは、同じキャンバスに一緒に彼らの感情的な融合を表現する能力を開発しました。 心理学者としてのキャリアをスタートさせた時に、アートは自分たちに喜びを与えてくれるものだと気付いたという。それ以来、肖像画や具象作品を制作し、2008年には初の個展を開催し、世界に向けて作品を発表する勇気を与えてくれました。国際的な現代アートシーンに自分たちの作品を持ち込み、ヨーロッパ、アメリカ、アジアのギャラリーや美術館でグループ展や個展を多数開催。以来、彼らの作品は多くのプライベート・パブリック・コレクションに収蔵されています。 Delta N.Aの表現は、人間や自然の象徴的な構造物に幾何学的なサインが重なったユニークなものです。彼らのアーティスティックなインスピレーションは、現代人の内なる二項対立から解き明かされます。 See More Of Delta N.A's Artworks

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日米を代表するアーティストが東京でデュオ展を開催

国際的に活躍するアーティスト、Yuko MohriとDavid Horvitzのデュオ展「夏の雨」がSCAI THE BATHHOUSEにて開催されます。 SCAI THE BATHHOUSEで初のデュオ展を開催するYuko MohriとDavid Horvitz。二人はパリで会話を交わし、夏の雨には様々な顔があることを語り合いました。このような雨についての議論の機会を得た後、二人は水と雨の研究に焦点を当てます。夏の雨には雨、雷雨、七夕の雨など様々な顔があるのではないかとのことです。その結果、「夏の雨」というタイトルで作品を発表することになりました。 Yuko Mohriのメインテーマの一つに水漏れがあります。特に東京メトロの駅構内の水漏れは頻繁に発生しているが、ほとんどの人が通り過ぎるだけである。「夏の雨」では、「モレ・モレ(水漏れ)」など、初期のキャリアの中でのインスピレーションの源となった作品も発表しています。と「モレモレ(漏れ)。東京」です。Mohriは、アートの一形態として、エネルギーの回路を考案し、インスタレーション作品の中で自分の装置が再生されるようにしています。Mohriはアートの一形態として、エネルギーの回路を工夫し、装置が自分自身で再生するようなインスタレーション作品を制作しています。Mohriはパリ滞在中にも水漏れ事件を起こしています。"The Water Fall Given"はその作品です。 Mohriとともに、アメリカのDavid Horvitzが 主に時間や距離などの概念を巧みに操り、ウィットに富んだ詩的でコンセプチュアルなアートに変換していく彼の作品は、「夏の雨」というテーマでも発表されています。本展の作品の中でも特に「切手」は、「夏の雨」をテーマにした作品の中でも特に目を引く作品です。 人々の目を楽しませてくれます。雨や川、海など様々な水の状態を表現したスタンプや、「あなた」を表現したスタンプを紙に貼って、観客が自分のための詩を作れるようにします。 Mohriが人間が利用する空間であるアーティファクトの中で起こる自然現象のサイクルに着目しているとすれば、Horvitzは水と海と人間との関係性とその意味を見出すことに着目しています。"When the ocean sounds"は、人間の血液と海水の成分の類似性について書いた海洋生物学者レイチェル・カーソンのアイデアに触発された作品です。人間と水の間に比喩的な関係をもたらすための彼の別の試みは、彼の作品"スタンプ"にも見ることができます。Mohriが管理された環境下で水を研究しているのに対し、水はオープンな環境の中で発見されたものであり、水、雨、現象と人間に対する彼らの微妙に異なるアプローチが本展の面白いところである。展覧会自体はもちろんですが、Yuko MohriとDavid Horvitzという世界的な二人のアーティストが一緒に作品を発表するという点では、今東京で起きている現代アートシーンの中でも注目すべき展覧会だと思います。 会期は2019年7月19日から9月7日まで、夏休みの締めくくりは2019年8月4日から19日までです。SCAI THE BATHHOUSE https://www.scaithebathhouse.com/en/ 記事を書いた人:Jeongeun Jo韓国出身、日本在住。東京藝術大学大学院美術研究科を卒業したTRiCERAのメンバーの一人。アーティストとしても活動しています。

国立新美術館での展覧会「イメージ・ナラティブ」国立新美術館で開催される「日本の現代美術における文学」展について

Keizo Kitajima, TSILCARL VILLAGE ARMENIA (From the series USSR 1991), 1991/2019, Pigment print 66.0×93.0cm Collection of the artist ©KITAJIMA KEIZO 2019年8月28日から11月11日まで、国立新美術館東京では、日本の現代美術作家6名によるグループ展を開催します。展覧会のタイトルは「イメージの物語」。日本の現代美術における文学」。タイトルの通り、日本の現代アートシーンにおける文学的表現に焦点を当てた展覧会です。出展作品には文学的な要素が共通しており、詩のような比喩的な表現がなされています。直接的なメッセージを表現するのではなく、作品の中の時代や場所、人物を想像することを示唆している。 国立新美術館の展覧会公式発表によると、古代ローマの詩人ホラーチェの『アルス・ポエティカ』に由来する、「絵画も詩であるように、詩も詩である」という意味の「Ut pictura poesis」という言葉があります。この言葉は、絵画(視覚芸術)と詩がいかに密接に結びついているかを説明する際によく引用されます。 今回紹介する6人の日本人現代美術家は、1950年代生まれの北島敬三から1980年代生まれのミヤギフトシまで、年齢も様々だ。美術館に入ると、まず第1室を占めるのは、国内外で活躍する田村友一郎氏。部屋全体が「幻覚」をコンセプトにした彼の新作「スカイアイズ」となる。作家は、日本でいう "幻覚...

東京を拠点に活動する銅版画家, Jihye Kim

 1993年 韓国生まれ 2018年 韓国ソウル・弘益大学校美術学部版画学科卒業(ダブル専攻) 2018年~ 東京藝術大学大学院修士課程在学中 1.一言で言うとどんな作家さんですか? - 銅版画家です。 2. 作品を作る時に一番大切にしていることは何ですか? - 作品を作る時に大切にしていることは何ですか?雰囲気のある題材で感情を伝えたいと思っています。 3.アートについて、ビジュアルとコンセプト、どちらが重要ですか? -ビジュアルアートで一番大事なのは視覚化だと思います。観客の共感を得られない作品は、ビジュアルアートとしての機能を果たせないと思います。アーティストの最終的な目標は、良いコンセプトを魅力的に表現して、視覚化することで観客を説得することだと思います。 4.アートとは何だと思いますか? -人間の本能である、何かを創造しようとすること。 5. どのようにしてアーティストになったのですか? -自分の作品は自分の人生の記録だと思っています。だから、日記を書くような感覚で作品を作っています。作品を作ることは、自分の存在意義を証明することと同じなので、それが芸術家になった理由だと思います。このような思いは、私の作品のメインテーマにもつながっています。生きることへの強烈な思いをモノにできるのが、アーティストの喜びだと思います。 Kim Jihye , Time to leave, mezzotint, 12x15cm, 2019 ©️Kim Jihye 6.尊敬するアーティストはいますか? -エドワード・ホッパー、ゲルハルト・リヒター、中林忠義、ドホ・ス。 7.あなたのキャリアの中で一番幸せなことと一番大変なことは何ですか? -自分の作品を愛してくれている人に認められた時はとても嬉しいです。逆に、アーティストではない友達とは違う道を歩んでいるような気がします。社会が求める標準化された時間とは違う時間を生きているような気がして、悲しくなることもあります。 8. どんな人に作品を見せたいですか? -昼より夜が好きな人、一人の時間が好きな人。なんとなく、こういう人には共感してもらえると思います。 9. 5年以内に実現したい夢や計画を1つ教えてください。 -...

韓国最大級の国際アートフェア「KIAF SEOUL 2019」

第18回韓国国際アートフェア開催 9月26日から29日まで韓国のソウルで、韓国で最も有名なアートフェアの一つであるKIAF(Korea International Art Fair)が開催されました。 今年はKIAFの18thとして、17カ国から175のギャラリーが参加した。当局によると、約8万2千人が訪れ、売上高は310億ウォンを記録した。昨年より30%以上増えた。現場では売上高の高さを直接感じることは難しいが、一般の来場者が大幅に増えたようだ。特に若年層では。これは、現代アートがヒップスター文化の一部になったことが要因と思われる。若い世代は現代アートを好む傾向がある。彼らは、自分が最近楽しんでいるものや自分の好みを見せるのが好きなのです。来場者数が全体の売上にどの程度影響を与えているかは不明だが、ある程度の影響はあるようだ。 ソウルの有名なアートフェアの一つであるKIAF ART SEOUL 2019は、参加ギャラリーを通じた現代美術作品だけでなく、ソロプロジェクト、ハイライトセクション、話題性のある問題に関する様々なトークプログラム、特別展などを提供しました。今年のためにKIAFは「歴史の中のロマン主義-韓国モダニズム絵画展」と題した特別展を準備し、韓国の現代アーティストに光を当てました。 今回のプロジェクトの目的は、フェアの構成の多様性を図ることにあるように思われる。しかし、イ・ウファン、ユ・ヨングク、ナムジュンパイクなど、現代美術を代表する作家を紹介するギャラリーが多く、ギャラリーブースとプロジェクトの間に大きな差をつけることはできなかった。 しかし、韓国の現代美術にこだわるギャラリーの中には、若くて新鮮な作家を紹介したり、実験的な作品を発表したりする優れたギャラリーもありました。これらのギャラリーが目立っていることを証明するかのように、多くの作品の下には赤いシールが貼られていた。これは、現代美術の一流作家が売れることにつながる確実性がなくなってきたことの裏付けではないだろうか。 参加ギャラリー 参加ギャラリー 韓国を代表するアートフェアであるKIAFには、多くの国際的なギャラリーが参加しています。昨年に続き2回目の参加となるPACEギャラリー、今年は初めての参加となるLehmann Maupinも参加しました。また、アジア市場に特化したホワイトストーンギャラリーも参加しています。 多くの国際的なギャラリーが参加するようになったことで、KIAFはさらに発展する可能性を秘めています。挑戦的な作品は市場性がないという意味ではなく、実験的な作品が増えることを期待しています。タイトルだけで満足するのではなく、韓国最大規模の有名なアートフェアです。 記事を書いた人:Jeongeun Jo韓国出身、日本在住。東京藝術大学大学院美術研究科を卒業したTRiCERAのメンバーの一人。彼女自身もアーティストとして活動している。 

Feature Post

工芸と装飾の文脈は絵画に何をもたらすか?京森康平インタビュー。

「僕の目標は時代を超えること。歴史を超えて残ってきた、人類が築いてきた装飾文化を解釈し、アップデートして絵画に変換することで、誰もが『wow!』と言ってくれる作品を創っていきたい」と語る京森康平は「装飾」を手掛かりに、藍染など日本工芸の文脈から制作するアーティスト。今回はその考えと制作について話を聞いた。 アーティストの詳細はこちらから 京森さんは装飾性をコンテキストから絵画を制作していますね。まずはその辺りから伺ってもいいですか。-私は現代装飾家という肩書きで活動していますが、歴史上に数ある装飾文化を自分なりに解釈し、アップデートすることを念頭に置いています。だから、その文脈で見れば、私の作品は絵画という形で、国や地域にかかわらず、装飾文化を新しいフォーマットで紹介しているものかもしれません。現代アート、特にコンセプチュアルな作品は、ある意味で言葉が重要です。だけど私は、少なくとも自分の作品に関していえば、目で見た時、言葉に頼らずとも感動できる仕事にしたいとは思っています。 作品の詳細はこちらから 京森さんは、一方でグラフィックデザインや服飾の仕事に携わっておられましたね。その点は、作品に影響していますか?-影響しているし、大事な点でもありますね。色の組み合わせにおいてはヨーロッパで服飾を学んできたことが生かされていると思います。また僕はデジタルで制作するという事もあって、いかに平面絵画の枠にとどまらないかを大切にしていて、マテリアルや素材の選定、デジタルとアナログの融合など複数の技法や素材を組み合わせることで、作品の強度を高めたいと考えています。 また、日本のグラフィックデザインは浮世絵にルーツがあって、版画の技法や分業で制作するスタイルについては意識して作品に取り込んでいます。 作品の詳細はこちらから 制作の流れについて伺ってもいいですか?-まずはスケッチ、それからデジタルでシュミレーションします。素材をつなぎ合わせたりして、偶然的に生まれて来る想定外の要素は重要ですね。それからCGで作品を描き、マテリアルに応じたプリント技法で出力し、染色したり岩絵の具やU Vレジンで立体的に加工するというのが、大まかな流れです。 作品にはいくつかシリーズがあるようですが、今現在、特に重要なものはありますか?-今は大体5つくらいのシリーズがあって、例えば『A-UN』と言うシリーズは、民族間の差別や偏見を超えることへの願いをメッセージとして込めています。もう一つ重要なのは、「JAPAN BLUE」という、藍染を使ったシリーズ。話は少し飛びますが、僕は社会不適合とか、全部個性だと思っていて。多様性な社会とは、そもそも、そうした既成の枠組みに合わない性質を取り入れたものだと思うし。だから、このシリーズでは不完全性の肯定がテーマにあって、自分では非常に日本人的だと思っていますね。 作品の詳細はこちらから 「視覚的な感動」が言葉と時代を超える力になる、ということですか?-現代アートという世界は、今までずっとコンセプチュアル・アートという、コンセプトや言葉を重視する流れが強い。しかも、欧米中心の。それを日本人の僕が、しかもグラフィックデザインや服飾をバックグラウンドにしている僕が出来ることを探っていきたいと思います。世界のどこにいるか、どういう仕事か、どういう民族かなどは関係なく、誰が見ても「Wow!」と言って貰える作品をつくることが時代を超えることだと思っています。 今後の展望があれば教えてください。-今後の展望としては、日本の伝統工芸の文脈を、装飾という観点からアートに活かしたいなと考えています。具体的には、有田焼や徳島の藍染めなど歴史と伝統が育んできた技術を日本の強みと捉え、自らが描く装飾的な絵画と融合させる。それによって作品/モノとしての価値、強度、エネルギーをより高められるのではないかと考えています。また、それぞれの地域と共創していくことで日本の未来に残せる技術や伝統を守り、さらに進化した伝統が継承されていくことで時代を超えて次の未来に繋がれれば良いなと考えています。 京森康平の作品はこちらから

Emily Mae Smithの初個展がペロタン東京で開催されます。

Emily Mae Smithの初個展がペロタンギャラリーだけでなく、アジアでも開催されます。 ニューヨークを拠点に活動するEmily Mae Smithの初個展がペロタンギャラリーにて開催されます。"Avalon"は、ペロタンギャラリーでの初個展であり、アジアでも初の個展となります。今回のペロタンギャラリーでの個展では、Emily Mae Smithが絵画の中で自身の物語を語っています。 彼女の作品には、アーティストとしての技術力が確立されていると同時に、自己発見のプロセスやコンセプトがよく練られています。彼女の作品には様々なモチーフが取り入れられており、象徴主義、アール・ヌーヴォー・グラフィック、ディズニー・アニメーションなど、西洋の美術史やポピュラーカルチャーからの引用が多いです。彼女はアーティストとしてのキャリアを通じて、アートシーンの多くが男性によって作られたものであり、男性のためにデザインされたものであることを知りました。彼女の作品では、これらのモチーフを鋭く皮肉を込めて再利用し、性差別の蔓延や男性の権力構造をアートや日常生活の中で指摘しています。しかし、彼女は有能なアーティストとして、モチーフをそのまま使うのではなく、モチーフを巧みに扱っています。作品に表現されているモチーフや表現方法は比喩的である。 口や舌などの体の部分をクローズアップし、それがやがて夢のように浮かんでくる。彼女の作品に登場するほうきは、シュールなファンタジーのようでありながら、どこか親近感があります。ご存知の方も多いと思いますが、1940年の古いディズニー・アニメーション映画「ファンタジア」には、生きているように見えるほうきが登場しています。「掃除屋と私」ではほうきが部分的に登場しますが、上半身だけのほうきがフレームの中に登場することで、男性器のイメージを浮かび上がらせることができます。同時に、女性の仕事や家事、画家の筆などの道具の象徴としても表現でき、その意味は大きく開かれています。 また、"Gleaner Odalisque"からは、ジャン・オーギュスト・ドミニク・イングレスによる美術史の有名な作品"Grande Odalisque"を認識しているように、私たちにとっては全く新しいものに見えるが、見慣れたものであることが分かるかもしれない。 視覚的にも、彼女の作品はグラフィックな感覚を与えてくれます。ポスターを貼ったり、作品としてバニタスや風景画、シュルレアリスムの絵画を連想させたり。には多くのモチーフが含まれており、ジャンルを横断しています。瞬間的に感じるもの、慣れないもの または親しみやすさ、歴史的参照、または現代アート作品としてのステートメント。エミリーの作品を解釈するための空間がたくさん残されています。最終的には 様々なモチーフを用い、象徴的な意味を明らかにしていく彼女の作品は、テーマを中心に制作されています。美術史やカルチャーシーンから現代アートまで。 1979年生まれのEmily Mae Smithは現在ニューヨークのブルックリンを拠点に活動しており、これまでにコンソーシアム美術館(フランス、ディジョン)やワズワース・アテネウム美術館(ハートフォード、CT州)で個展を開催しています。 東京、日本、ペロタンでの初個展となり、2019年8月28日thから11月9日まで東京にいる方は必見です。 Emily Mae Smith "Avalon" 日時:2019年8月28日(水)~11月9日(土)時間: 午前11時~午後7時日曜・月曜・祝日は休館。入場無料。 記事を書いた人:Jeongeun Jo韓国出身、日本在住。東京藝術大学大学院美術研究科を卒業したTRiCERAのメンバーの一人。彼女自身もアーティストとして活動している。 

初めて現代アートを購入するなら版画がオススメ!-高精彩プリント作品-

この度TRiCERAでは各国より選りすぐった13名のアーティストによる限定エディション・高精彩プリント作品をDNP社からの技術協力を得て販売致します。プリントだからこそ味わえる、アーティストが描き出すイメージの力をダイレクトにお楽しみ下さい。なお今回の企画に伴い、購入後のインタビュー(5~15分:メールもしくはお電話)にお応え頂いた方すべてにオリジナル額(Aの場合:2万円相当)を無料プレゼントいたします。額装をした上で配送させて頂きます。 *11月30日までの期間限定キャンペーン*ご好評のため12月31日まで期間延長!!ご希望の方は、購入後にお送りするメールにご返信ください。 今回の版画作品に関して A. 本格的な現代アートを楽しむ:10万円(税抜) B. 現代アートを幅広く味わう:(A3) 5万円(税抜)、(B3) 3万円(税抜) C. 入門編として現代アートに親しむ:(A3) 1万5千円(税抜) 版画-複数の人が楽しめるアート DNPの技術革新 今回の版画作品に関して 今回の企画には使用する素材や技法、テーマが異なる総勢13名のアーティストが参加し、それぞれ下記のような3つの種類で版画作品を用意しました。 A. 本格的な現代アートを楽しむ A2(42 × 59.4cm)の大型サイズに加え、エディションナンバーとアーティストによる直筆サインがつきます。また、最新のブロックチェーンを使用した証明書によって永久に真贋が保証されます。 サイズ、直筆サイン、エディションナンバーがあることで価格も10万円(税抜)となりますが、しっかりとアートを楽しみたい方、コレクションされたい方におすすめです。 B. 現代アートを幅広く味わう A3サイズ(29.7 x 42.0cm:横長の場合)に加え、B3サイズ(36.4 × 51.5cm:横長の場合)を用意し、エディションナンバーとアーティストのサインデータが印字されています。 価格はA3サイズは3万円(税抜)、B3サイズは5万円(税抜)とご用意しております。ご自宅の壁のサイズに合わせてお好きなサイズをお選び頂けます。 C. 入門編としてアートに親しむ サイズはA3(297 ☓...

自宅にアート 〜お洒落な飾り方 簡単ガイド〜

アートは空間に命を吹き込む 映画館を出て現実に戻って来た時、もしくは休暇から帰ってきた時の爽快感を覚えているだろうか?自宅にオリジナルの作品を飾るのも実はそれらと同様の効果があり、つまりはマンネリ化した退屈から開放し、活気を充填してくれるのだ。 突然にウィズコロナ時代へ突入し、自宅環境が整っていなかったことに気付いた読者も多いであろう。労働に食事、またリラックスも全てこなすには未整備の、我々の「新基地」をアップグレードするのも時に適う。意外やも知れぬが、アートは持ってこいなのである。 もし印刷された複製アートを持っているなら、代わりにオリジナル、原画の力を体感する最高のタイミングであるし、所蔵歴ゼロでも問題ない。スタートするには最善の時だ。 なぜ原画・オリジナルなのか? オリジナル作品には、映画俳優のような其々の個性やカリスマ性がある。その細部には、アーティストの旅路が記録され、例えば油絵であれば、絵の具の層に、また色の相互作用や感情的な筆致がその物語を語ってくれる。つまり原画には今も生きたエネルギーが宿るのだ。 選ぶのが難しそう? 部屋に飾るアートの選び方は、必ずしも複雑ではない。簡単な5つのステップで見ていこう。 最初の3ステップ 先ずは、部屋の目的を考えることから始まる。例えば、筆者なら「リビングルーム・歓迎の雰囲気」「ダイニングルーム・高揚感」「ベッドルーム・落ち着き」「キッズルーム・創造性」などを想像する。この目的別の雰囲気ゴールが北極星の様にアートとインテリアとの合わせ方を道案内してくれる。 第二に、スタイルを考慮するのも不可欠だ。分かり易く言うと、いくら有名なジャン=フランソワ・ミレーの「落穂拾い」も、モダンなスタイルのコーヒーテーブルと黒革のソファが置かれたリビングルームとは、とてもスタイルが合わない。代わりに、洗練された雰囲気で統一したければ、飾る作品にもスタイリッシュなものを選ぶのは言うまでもない。 第三のステップは、カラー・コーディネーション。難しそうに聞こえるかも知れないが、気構えの必要はなく、以下の様な質問を自問すればすぐにに解きほぐせる。「お気に入りのラグやカーテンにソファの色、あるいは床の色は?」「存在感が強いのはどの色?」等。そして、答えは「一貫性」であっさり解決。色のペアリングを意識するだけで、簡単にまとまって見えるようになる。  ここで、もう一つ例を挙げておさらいしてみよう。上の写真の部屋は、①くつろいだ雰囲気のリビングルーム、②スタイルは、家具のデザインと素材から判断するに、カジュアルでナチュラル。③の色合わせは、いくつかの色が見当り複雑そうに見える。だが、淡い色調のアートと部屋は、青みがかったグレーが主体となり、クッションの黄色、木の素材の茶色と言う色の共通点で繋がっている。それ抜きでは散漫に見えかねない部屋も、この作品によってかえって調和が取れているのがよく分かる。 第四ステップ:お楽しみの役者探し 場面は整ったので、楽しいアート探しの時間である。ひとつ一つの作品は個性的であり、役者の様に、所持者のキャラクターを表現するものだ。先に挙げた例では、リビングの軽快な絵からオーナーの温厚な人柄が想像できるだろう。自分に合った作品は見れば自然とピンと来るものなので、ここでは理屈よりも、心を自由にして直感的に探してもらいたい。例えば私なら、大胆な色使いと違素材のミックスに、創造的でのびのびとした個性を感じるから子供部屋には下の作品を選ぶ、と言った具合だ 最終ステップ:空間をマスターする 仕上げは部屋の理解である。大都市では贅沢な広さは中々取れず、こう言うと信じられないかも知れないが、アートを加えることで、限られた空間を「視覚的に拡張」することができる。その理由は、目の錯覚にある。空間に平行線を加えることで、広がりを感じることができるのだ。ソファの上など、横に開いた空間には横長の長方形の作品、廊下のような狭い空間には、縦長のものを吊るしてみるのがオススメだ。この行き止まり小路の様なダイニングルームは、タペストリーが無ければ窮屈に見えてしまう所を、縦ラインの強調で奥行きを演出している。(ちなみに、これもまたカラー・コーディネーションの好例なので参考まで。) 色も空間認識に一役買い、淡い色合いや風景のアートワークは、一般的に拡張効果を後押しする。一方で、濃く又は鮮やかな色合いは目の注意を集中させる。 例えば、小さな寝室にシンプルな色配分の風景画を置くと途端に、深呼吸したくなる様なスペースの広がりを感じるだろう。 どこで探すのか? 我々は実に便利な時代に生きている。アートギャラリーを訪れるのは敷居が高く感じる場合でも、オンラインのマーケットプレイスがあるので心配無用。一般的に、価格やスタイルの範囲は従来のギャラリーよりも広範囲に渡り、便利なフィルターやキーワード検索で自由に閲覧できる。探せます。TRiCERA.NETもその一つで、東京を拠点に、若手からベテランまであらゆるステージのアーティストを世界各国から紹介している。アート業界のデジタル化が進む恩恵で、新たなお気に入りのアートを発掘するのは未だかつてなく身近となった。 ArtClipでは、趣味コレクターであり、自身もアーティストであるアメリカ人顧客とのインタビュー記事も掲載の予定だ。彼女のTRiCERAでのショッピング体験や、自宅にアートを購入する理由、どうやって選ぶのか等が紹介されているので、興味のある方々はニュースレターの購読をどうぞお忘れなく。 

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